【都内】人間ドックの費用を抑えられる補助金・助成金制度について

人間ドックの必要性と費用相場

こちらでは、人間ドックの必要性と費用相場について具体的に見ていきましょう。

・人間ドックの必要性

人間ドックでは血液や尿の検査、胸部レントゲン、内視鏡検査など、様々な検査を受けることが可能です。これらの検査により早期発見が可能となり、がんや生活習慣病などの病気の早期治療により、疾病が重症化することを予防します。

・人間ドックの費用相場

一般的に人間ドックの費用相場は3～10万円程度で、検査項目やサービス内容によって異なります。人間ドックの費用は健康保険等からの補助を活用することにより費用を抑えられます。

人間ドックには費用補助がある

人間ドックの費用補助は、お住まいの市町村、加入している全国健康保険協会または健康保険組合、契約している保険会社などによって異なります。確認する際は、保険証に記載の保険者名称の欄を確認する、もしくは勤務先の担当者などに問い合わせてください。

・健康保険組合（組合健保）の場合

大企業など、社員数の多い勤務先では、健康保険組合に加入しているのが一般的です。補助の内容は加入先によって異なり、配偶者などの家族も対象になる場合があります。

・全国健康保険協会（協会けんぽ）の場合

35～74歳で協会けんぽに加入している方は一部の検査が除外されますが、人間ドック相当の検査費用が通常よりも安くなります。尿や血液の検査、胸部レントゲンなど約30項目の一般的な検査が含まれ、年齢条件によりマンモグラフィや子宮細胞診などの検査も可能です。また、「差額人間ドック」と呼ばれる協会けんぽと提携している施設を選べます。

2020年4月からは、協会けんぽへの申し込みが不要になり、手続きが簡単になりました。窓口での支払額も割引後の料金のみです。

・国民健康保険の場合

自営業者や個人事業主、年金受給者など多くの方が国民健康保険に加入していますが、自治体によっては人間ドックの費用補助があります。例えば、渋谷区では40～74歳の国民健康保険加入者に対し、最大8,000円までの費用助成があるといった具合です。

条件としては、保険料の未納や人間ドックを受診する年度の特定健康診査の受診がないことなどが挙げられます。対象となる人間ドックは1年に1回まで受けられますが、受診は日本国内で行い、費用は自己負担です。

補助金・助成金以外で費用を抑える方法

補助金や助成金以外にも、人間ドックの費用を抑える方法があります。例えば、繁忙期を避けて予約を入れることや、高級施設ではなく中堅の施設を選ぶことなどです。また、基本的な検査内容のみを含んだプランを選ぶと費用を抑えられます。

予算や必要な検査項目・ご自身の希望などに合わせてプランを選ぶのも有効です。また、一部の施設では、シニアなど特定の年齢層に割引や特典を提供している場合もありますので、利用する際には確認してください。

さらに、会社や保険会社の特典を活用するのもおすすめです。一部の会社や保険会社では、人間ドックの費用補助や割引制度を設けている場合があります。また、地域によっては市町村や自治体が人間ドックの費用を一部補助している場合もありますので、ご自身が所属する地域の制度や補助金の有無を確認して活用するのも一つの方法です。